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日本では報道される機会が少ないビルマ(ミャンマー)に関する外国メディアの報道を翻訳して載せています。
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自宅軟禁中のミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)は10月3日、ヤンゴン市内で軍事政権のアウンチー連絡担当相(労相)と約45分間会談した。両者の会談は2008年1月以来。

詳しい会談内容は不明だが、スーチーさんは9月下旬、米政府の対ミャンマー政策転換を受けて軍事政権トップのタンシュエ国歌平和発展評議会議長に「(欧米による)制裁解除へむけ協力する」との手紙を送っており、会談でこの問題について話し合った可能性がある。

軍事政権は2007年9月の反政府デモ武力鎮圧に国際社会の非難が高まったのを受けて、アウンチー氏を連絡役に任命してスーチーさんとの対話を開始。しかし、スーチーさんが内容に不満を表明する形で昨年1月から中断していた。

1年8ヶ月ぶりに両者の会談が実現した背景には、オバマ米政権が、軍事政権への強硬政策を転換して、対話姿勢に転じたことが挙げられる。

スーチーさんは、このままでは自身の解放や来年予定されている総選挙への参加が実現しないまま政権と国際社会との関係改善が進みかねないとの危機感から、政権との対話拒否の強硬姿勢を弱め、タンシュエ議長への手紙発送や、アウンチー氏との会談再開に応じた可能性がある。

一方で軍事政権にとっては、スーチーさんとの対話再開で国際社会に柔軟姿勢をアピールできる。しかし、米政権は10月2日、米国人男性侵入事件の裁判でスーチーさんの控訴を棄却し、選挙期間中までスーチーさん軟禁を継続する姿勢を改めて明確にしたばかりだ。

スーチーさんが国際社会の動きに焦りを深めれば、軍事政権との対話は、政権側のペースで進みかねない。
                          (10/4 毎日新聞)
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