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日本では報道される機会が少ないビルマ(ミャンマー)に関する外国メディアの報道を翻訳して載せています。
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ミャンマー軍事政権に抵抗し続けてきた民主化運動指導者の
アウン・サン・スーチー氏が一転、軍事政権トップに協力を
呼びかけた。

クリントン米国務長官が23日にミャンマー軍事政権との対話
を進める姿勢を示すなど、米政府がミャンマーとの対話外交
に転じた機をとらえ、弾圧を続けてきた軍事政権の強硬姿勢
に変化を誘おうとする狙いが読み取れる。


軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が、スー・チー氏の申し出を受け入れれば、2002年1月以来の直接対話が実現する。スー・チー氏が提唱する「国民和解」の成否は、民主化プロセスの一環として来年に予定する総選挙への軍事政権の対応が焦点となりそうだ。

スー・チー氏と軍事政権の間の相互不信は根深い。02年の対話後に自宅軟禁を解かれたスー・チー氏が民主化活動を再開すると、タン・シュエ議長は、03年5月に再び拘束して自宅軟禁におき、「国民和解に向けた対話再開は、容易には実現しない」(ヤンゴン外交筋)と見られていた。だが、不信緩和への双方の環境も変化しつつある。

スー・チー氏は、5月、自宅に不法侵入した米国人に面会したことで、国家防御法違反罪に問われ、特別法廷で禁固刑の有罪判決を受けたが、タン・シュエ議長命令で1年半の自宅軟禁に減刑された。スー・チー氏は最近、医師を毎月派遣して欲しいと当局に要請するなど健康面に問題をかかえている模様。米オバマ政権の動きを絶好の機会と考え、相互に歩み寄る形で現状を変えようと模索していると見られる。

軍事政権にとっても、総選挙の結果が国際世論の動向に直結するという事情がある。今のところは民主化勢力抜きで総選挙を進めようとしており、スー・チー氏の姿勢にどう応じるかは、読みきれないが、アジアでも北朝鮮と並ぶ最貧国に転落した現状を変えようと、議長が前向きに応じる可能性もある。
                        (9/26 日本経済新聞)

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