日本では報道される機会が少ないビルマ(ミャンマー)に関する外国メディアの報道を翻訳して載せています。
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中緬国境上のパンサンにある、ワ軍総司令部による、タイ-ビルマ国境の248師団の司令官Ta Roongの召還は、タイのワ州ウォッチャーを驚かせた。特に、ワ軍とビルマ軍との緊張が高まっている時だけになおさらである。
Ta Roong aka Ai Roongは、Mongtonタウンシップと東のMongsatで10年以上にわたり、司令官の地位にあった。Ta Roongは、司令部のナンバー2、Bao Ai-sang aka Ta Hsangに交替させられた。これはパンサンの指導部に近いシャンの事情通による情報である。彼によると「この交替は大騒ぎするほどのものではない。彼は経験豊富な軍人であり、パンサンの指導部は海外の事情に詳しい彼を近くに置いておきたいのだ」ということである。
しかし、ワ州の事情に詳しい者は、タイとアメリカに通ずるウェイ・シュエガンが、麻薬利権のすべてを掌握するためだとの見方をしている。彼の異動は、ウェイ・シュエガンの配下になるということだ。ウェイの権力に逆らうということは、死を意味することだからだ。
ウェイ・サイタンは、Mongyawnにある2518独立連隊(現在は518部隊に改称)の司令官で、長年にわたりウェイ・シュエガンと反目していたが、偽造紙幣製造などで告訴され、2002年にパンサンの刑務所に投獄された。
しかし、パンサンの事情通はそうは見ていない。ウェイはかつてのような絶対権力者ではなく、すべての決定はウェイも所属する委員会が下していると語った。
(6月9日 シャンヘラルド)
Ta Roong aka Ai Roongは、Mongtonタウンシップと東のMongsatで10年以上にわたり、司令官の地位にあった。Ta Roongは、司令部のナンバー2、Bao Ai-sang aka Ta Hsangに交替させられた。これはパンサンの指導部に近いシャンの事情通による情報である。彼によると「この交替は大騒ぎするほどのものではない。彼は経験豊富な軍人であり、パンサンの指導部は海外の事情に詳しい彼を近くに置いておきたいのだ」ということである。
しかし、ワ州の事情に詳しい者は、タイとアメリカに通ずるウェイ・シュエガンが、麻薬利権のすべてを掌握するためだとの見方をしている。彼の異動は、ウェイ・シュエガンの配下になるということだ。ウェイの権力に逆らうということは、死を意味することだからだ。
ウェイ・サイタンは、Mongyawnにある2518独立連隊(現在は518部隊に改称)の司令官で、長年にわたりウェイ・シュエガンと反目していたが、偽造紙幣製造などで告訴され、2002年にパンサンの刑務所に投獄された。
しかし、パンサンの事情通はそうは見ていない。ウェイはかつてのような絶対権力者ではなく、すべての決定はウェイも所属する委員会が下していると語った。
(6月9日 シャンヘラルド)
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ビルマからの約300人の人々が、政府が主導する国境地区開発計画によって、アラカン州に定住させられた。
これらの人々の一団は、ラングーン、マンダレー、ピンマナー、プロム、バッセインなどに居住していた人々で、伝えられるところによると、国境地区発展移住計画の権限により、MangdawやButhitaung Townshipに作られた「モデル村」へ移住した。今回の移住は第三弾である。
「彼らは家族単位でやってきた」とNa-Sa-Kaという名称で知られる
Kykanpyinの国境警備隊の将校は語った。
既に、1月と3月に300名と500名がこれら村々に到着している。
政府は移住者に土地、家、家畜、6か月分の食糧を与えたとアウンミンガラー村の住民は語った。
しかし、政府は新しい移住者たちから金を徴収しているという噂が広まっている。
ButhitaungとMangadawはイスラム教徒の少数民族ロヒンギャ族が多数派を占めているが、ビルマ政府は彼らに市民権を与えていない。
(6月3日 Mizzina News)
これらの人々の一団は、ラングーン、マンダレー、ピンマナー、プロム、バッセインなどに居住していた人々で、伝えられるところによると、国境地区発展移住計画の権限により、MangdawやButhitaung Townshipに作られた「モデル村」へ移住した。今回の移住は第三弾である。
「彼らは家族単位でやってきた」とNa-Sa-Kaという名称で知られる
Kykanpyinの国境警備隊の将校は語った。
既に、1月と3月に300名と500名がこれら村々に到着している。
政府は移住者に土地、家、家畜、6か月分の食糧を与えたとアウンミンガラー村の住民は語った。
しかし、政府は新しい移住者たちから金を徴収しているという噂が広まっている。
ButhitaungとMangadawはイスラム教徒の少数民族ロヒンギャ族が多数派を占めているが、ビルマ政府は彼らに市民権を与えていない。
(6月3日 Mizzina News)
残酷な強制労働と財産の没収に加えて、シャン州のSPDC部隊による家畜の強奪行為が何年にもわたって続いている。
事実上、すべての政府軍部隊は、辺境の前線基地において慣例的に、兵士たちの食糧のために家畜を供出することを、近隣住民に要求してきた。
時には、実際に飼養されている家畜数よりも多くを要求するようなこともあった。
さらに部隊がパトロールする場所でも家畜の供出を要求し、飼い主の意向を無視して、その場で家畜を撃ち殺して持ち去るようなこともしている。
政府軍兵士による家畜の収奪は、長年にわたり人々の暮らしに影響を及ぼしており、住民の困窮状態に輪をかけることになっている。
昨年後半には、免許証所持を義務化し、持っていない者のバイクは没収する手段に出ている。
住民の財産没収は現政権の堕落ぶりを如実に物語るものである。
SODC=国家平和発展評議会 現政権のこと
事実上、すべての政府軍部隊は、辺境の前線基地において慣例的に、兵士たちの食糧のために家畜を供出することを、近隣住民に要求してきた。
時には、実際に飼養されている家畜数よりも多くを要求するようなこともあった。
さらに部隊がパトロールする場所でも家畜の供出を要求し、飼い主の意向を無視して、その場で家畜を撃ち殺して持ち去るようなこともしている。
政府軍兵士による家畜の収奪は、長年にわたり人々の暮らしに影響を及ぼしており、住民の困窮状態に輪をかけることになっている。
昨年後半には、免許証所持を義務化し、持っていない者のバイクは没収する手段に出ている。
住民の財産没収は現政権の堕落ぶりを如実に物語るものである。
SODC=国家平和発展評議会 現政権のこと
捕らえられた招かざる客のために、アウンサンスーチー氏は裁判にかけられることになったが、証人は1名だけが認められることになった。
スーチー氏は6年間、自宅軟禁という状態を強いられてきた。彼女はアメリカ人男性が、5月初旬に湖を泳いで彼女の自宅に侵入したために、外国人を宿泊させたという罪で裁判にかけられる。
証人が1名だけ認められたのは、軍政側の裁判が公平であると見せかけたい思惑が潜んでいる。
スーチー氏側の弁護人たちは、彼女との面会の道を閉ざされ、弁護を準備するための時間を与えられないまま裁判に臨むことになる。
現在4人の証人のうち、3人が認められず、それにもかかわらず、検察側からは14名の出席が認められていた。
法廷に立つことを許された唯一の弁護人とともに、政府は、この数日内に事件を包み隠したまま葬り、有罪判決を言い渡すことができるだろう。
27日、ヤンゴンのインセイン刑務所での非公開の面会で、事件の中心人物John Yettaw(53)は、スーチー氏の生命が危険に晒されていることを知らせるために泳いで行ってでも警告したかったと語った。
スーチー氏率いるNLDのスポークスマンNyan Win氏は、AFPに「Yettawは、私は神が求めたから行ったのだ。スーチー氏がテロリストに暗殺された映像が見えた。だから彼女と政府に警告に行ったのだといっていた」と語った。
先週火曜日の調書には、スーチー氏は、彼を警備をかいくぐってやってきたと、一方的に責めた。
裁判は彼女を2010年の総選挙後まで拘留し続けるための策略であると広く海外では非難されている。
彼女は6年間の自宅軟禁後、いったん解放されたあと、再逮捕される形になった。
彼女はYettawの訪問が深夜だったので気がつかなかったが、家政婦により、翌朝知らされた。
もし有罪ならば5年間の拘留となる。
アメリカのオバマ大統領は、火曜日にスーチー氏の即時釈放を要求する生命を発表した。
スーチー氏は6年間、自宅軟禁という状態を強いられてきた。彼女はアメリカ人男性が、5月初旬に湖を泳いで彼女の自宅に侵入したために、外国人を宿泊させたという罪で裁判にかけられる。
証人が1名だけ認められたのは、軍政側の裁判が公平であると見せかけたい思惑が潜んでいる。
スーチー氏側の弁護人たちは、彼女との面会の道を閉ざされ、弁護を準備するための時間を与えられないまま裁判に臨むことになる。
現在4人の証人のうち、3人が認められず、それにもかかわらず、検察側からは14名の出席が認められていた。
法廷に立つことを許された唯一の弁護人とともに、政府は、この数日内に事件を包み隠したまま葬り、有罪判決を言い渡すことができるだろう。
27日、ヤンゴンのインセイン刑務所での非公開の面会で、事件の中心人物John Yettaw(53)は、スーチー氏の生命が危険に晒されていることを知らせるために泳いで行ってでも警告したかったと語った。
スーチー氏率いるNLDのスポークスマンNyan Win氏は、AFPに「Yettawは、私は神が求めたから行ったのだ。スーチー氏がテロリストに暗殺された映像が見えた。だから彼女と政府に警告に行ったのだといっていた」と語った。
先週火曜日の調書には、スーチー氏は、彼を警備をかいくぐってやってきたと、一方的に責めた。
裁判は彼女を2010年の総選挙後まで拘留し続けるための策略であると広く海外では非難されている。
彼女は6年間の自宅軟禁後、いったん解放されたあと、再逮捕される形になった。
彼女はYettawの訪問が深夜だったので気がつかなかったが、家政婦により、翌朝知らされた。
もし有罪ならば5年間の拘留となる。
アメリカのオバマ大統領は、火曜日にスーチー氏の即時釈放を要求する生命を発表した。