日本では報道される機会が少ないビルマ(ミャンマー)に関する外国メディアの報道を翻訳して載せています。
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日々ワ州の首都パンサンでワ州連合軍の政治及び軍事情勢を追う情報筋によると、ビルマ国軍が迫り、戦争の予感を感じさせる中、悩めるワ族の最高指導者パオ・ヨウシェン(Bao Youxiang)は、最近チャオ・チョンタン(Zhao Zhongdang)を副官として選出した。彼は、優れた戦争遂行能力を有していることで知られた男である。
情報筋は、チャオ・チョンタンがいつ任命されたかについては語らなかった。
チャオ・チョンタンのワにおける公式階級は、第二副司令官である。ちなみに、第一副司令官はタ・アイ・ロンである。
「もちろん、彼が何を望もうと、チャオは今もパオに相談し、彼の同意を得なければならない」とワ指導部に近い情報筋は語った。
チャオの任命はまた、副議長シャオ・ミンリェンとチャオ・ウェングアンより政治的に優位に立つことを意味している。
1989年の休戦前、彼はシャン州南部に展開していた418部隊の司令官だった。「彼はコル・サン・モン(同地区のクン・サ軍の司令官の一人)のために、迅速な戦術(迅速な攻撃、迅速な撤退、迅速な兵力集中、迅速な兵力散開)で労を惜しまず闘った。UWSAは、思うに彼の決定権の下にあるのではないか」と南シャン州軍の指導者、サオ・ヤウザーク(Sao Yawdserk)は、昔を思い出して語った。
彼は、シャン国家人民解放組織(Shan Nationalities People Liberation Organization)の指導者、ターチレイ(Tarkeley)の次女と結婚した(すでに死亡)。
「彼がサルウィン川の西地区で積んだ経験というのは、シャン全土の政治的及び社会的情勢を理解しているという証明であり、彼の出身がワ州ではないということだ」と別の情報通は語った。
さらに以前、パオの弟ヨウリエン、彼は財務部門のトップだが、日々の雑務を処理していると報告されていた。
「大半のワ軍将校にとって、チャオ・チョンタンはパオ・ヨウリエンよりはましな選択だ。チャオは広範囲に遠征経験があり、彼の軍事経験は現在の指導層では並ぶ者がない」と数年間にわたってワ軍との商取引を行なってきた情報筋は語った。
パオ・ヨウシェンにとって他に欠くことのできない指導者はウェイ・シュエガンだと思われる。彼は、タイ国境に基地をおく171軍区の公式司令官であり、財務関係を取り仕切っていた。「最近私が密談をしたとき、パオとは別にウェイとチャオだけがいた」とシャンの停戦交渉代表は当時を思い出して語った。
(9/7 シャンヘラルド)
情報筋は、チャオ・チョンタンがいつ任命されたかについては語らなかった。
チャオ・チョンタンのワにおける公式階級は、第二副司令官である。ちなみに、第一副司令官はタ・アイ・ロンである。
「もちろん、彼が何を望もうと、チャオは今もパオに相談し、彼の同意を得なければならない」とワ指導部に近い情報筋は語った。
チャオの任命はまた、副議長シャオ・ミンリェンとチャオ・ウェングアンより政治的に優位に立つことを意味している。
1989年の休戦前、彼はシャン州南部に展開していた418部隊の司令官だった。「彼はコル・サン・モン(同地区のクン・サ軍の司令官の一人)のために、迅速な戦術(迅速な攻撃、迅速な撤退、迅速な兵力集中、迅速な兵力散開)で労を惜しまず闘った。UWSAは、思うに彼の決定権の下にあるのではないか」と南シャン州軍の指導者、サオ・ヤウザーク(Sao Yawdserk)は、昔を思い出して語った。
彼は、シャン国家人民解放組織(Shan Nationalities People Liberation Organization)の指導者、ターチレイ(Tarkeley)の次女と結婚した(すでに死亡)。
「彼がサルウィン川の西地区で積んだ経験というのは、シャン全土の政治的及び社会的情勢を理解しているという証明であり、彼の出身がワ州ではないということだ」と別の情報通は語った。
さらに以前、パオの弟ヨウリエン、彼は財務部門のトップだが、日々の雑務を処理していると報告されていた。
「大半のワ軍将校にとって、チャオ・チョンタンはパオ・ヨウリエンよりはましな選択だ。チャオは広範囲に遠征経験があり、彼の軍事経験は現在の指導層では並ぶ者がない」と数年間にわたってワ軍との商取引を行なってきた情報筋は語った。
パオ・ヨウシェンにとって他に欠くことのできない指導者はウェイ・シュエガンだと思われる。彼は、タイ国境に基地をおく171軍区の公式司令官であり、財務関係を取り仕切っていた。「最近私が密談をしたとき、パオとは別にウェイとチャオだけがいた」とシャンの停戦交渉代表は当時を思い出して語った。
(9/7 シャンヘラルド)
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中緬国境上のパンサンにある、ワ軍総司令部による、タイ-ビルマ国境の248師団の司令官Ta Roongの召還は、タイのワ州ウォッチャーを驚かせた。特に、ワ軍とビルマ軍との緊張が高まっている時だけになおさらである。
Ta Roong aka Ai Roongは、Mongtonタウンシップと東のMongsatで10年以上にわたり、司令官の地位にあった。Ta Roongは、司令部のナンバー2、Bao Ai-sang aka Ta Hsangに交替させられた。これはパンサンの指導部に近いシャンの事情通による情報である。彼によると「この交替は大騒ぎするほどのものではない。彼は経験豊富な軍人であり、パンサンの指導部は海外の事情に詳しい彼を近くに置いておきたいのだ」ということである。
しかし、ワ州の事情に詳しい者は、タイとアメリカに通ずるウェイ・シュエガンが、麻薬利権のすべてを掌握するためだとの見方をしている。彼の異動は、ウェイ・シュエガンの配下になるということだ。ウェイの権力に逆らうということは、死を意味することだからだ。
ウェイ・サイタンは、Mongyawnにある2518独立連隊(現在は518部隊に改称)の司令官で、長年にわたりウェイ・シュエガンと反目していたが、偽造紙幣製造などで告訴され、2002年にパンサンの刑務所に投獄された。
しかし、パンサンの事情通はそうは見ていない。ウェイはかつてのような絶対権力者ではなく、すべての決定はウェイも所属する委員会が下していると語った。
(6月9日 シャンヘラルド)
Ta Roong aka Ai Roongは、Mongtonタウンシップと東のMongsatで10年以上にわたり、司令官の地位にあった。Ta Roongは、司令部のナンバー2、Bao Ai-sang aka Ta Hsangに交替させられた。これはパンサンの指導部に近いシャンの事情通による情報である。彼によると「この交替は大騒ぎするほどのものではない。彼は経験豊富な軍人であり、パンサンの指導部は海外の事情に詳しい彼を近くに置いておきたいのだ」ということである。
しかし、ワ州の事情に詳しい者は、タイとアメリカに通ずるウェイ・シュエガンが、麻薬利権のすべてを掌握するためだとの見方をしている。彼の異動は、ウェイ・シュエガンの配下になるということだ。ウェイの権力に逆らうということは、死を意味することだからだ。
ウェイ・サイタンは、Mongyawnにある2518独立連隊(現在は518部隊に改称)の司令官で、長年にわたりウェイ・シュエガンと反目していたが、偽造紙幣製造などで告訴され、2002年にパンサンの刑務所に投獄された。
しかし、パンサンの事情通はそうは見ていない。ウェイはかつてのような絶対権力者ではなく、すべての決定はウェイも所属する委員会が下していると語った。
(6月9日 シャンヘラルド)